理学療法士専門学校は、小論文も出題されます。
その論文の書き方のポイントは3点あり、序論と本論と結論という3つの流れで書くのが望ましいです。
そして客観性と分かりやすさを意識すると共に、文字数と文法も注意する必要があります。
そしてリハビリに関する知識も必要です。
三段論法という書き方にするのが望ましい
論文は、差が付きやすい傾向です。
ですからそれで高得点を記録できると、他の受験生よりも有利になる傾向はありますから、しっかり書き方を理解しておく必要があります。
ところでその論文の試験では、論述力があるかどうかが見極められる事になります。
ですから論述に関するポイントも抑えておく必要がありますが、その1つは三段構成です。
そもそも文章には、必ず流れがあります。
起承転結と言われる事も多いですが、ストーリー性がある訳です。
ただし論文の場合は、起承転結というより三段論法が望ましいです。
序論と本論と結論という3つの要素があり、一番最初の部分は序論になります。
指定の文章を読んだ上で問題を提起して、それに関する自分の意見を簡単に述べる訳です。
その序論を書いたら、本論に移ります。
序論では自分の意見を書く訳ですが、その意見の「根拠」を書いていく事になります。
もしくは理由を書きます。そして結論部分です。本論の理由を簡潔にまとめて、自分の意見を改めて明示します。
更に、それぞれの文字数も意識する必要があります。
序論の文字数は10%程度で、本論は70%ぐらいが妥当です。残る20%は、結論を書きます。
筋道や主観性などを意識して書くようにする
そして、筋道も意識する必要があります。
文章の書き方も色々ありますが、少なくとも論文の試験の場合は、論理的に書くのが望ましいです。
ですから例えば、途中で話が脱線してしまったり、矛盾する内容が含まれるのは望ましくありません。
あくまでも論理的に、順序立てて書くようにするのが望ましいです。
それと客観性です。文章を書いていると、無意識の内に主観的な文章になってしまう場合があります。
感覚的に文章を書いてしまうケースが、たまにあります。
論文の場合は、主観的な文章は望ましくありません。
客観的に書く必要があり、必要に応じて数字なども盛り込んで書くのが望ましいです。
そして分かりやすさです。文章によっては、全体の主張が見えづらい事があります。
色々な内容は書かれているものの、結局何を主張したいのかが不明確な文章もあります。
分かりにくい文章にしてしまうと、大きく減点されてしまう傾向があるので、注意が必要です。
文字数と文法とリハビリに関する知識
それと文字数です。その論文の試験には、必ず文字数の指定があります。
指定された数の10%前後の文字数にするのが望ましいです。
ですから例えば、800文字と指定されているとします。その場合は、最低720文字から最高880文字で書くようにします。
その範囲を大きく逸脱した文字数ですと、減点されてしまいます。
それと文法です。文法上間違った文章ですと、やはり減点されてしまう訳です。
もちろん誤字や脱字なども、注意する必要があります。そしてリハビリに関する知識です。
理学療法士専門学校は、リハビリに関して出題される事になり、健康や医療福祉や心などの分野で出題されます。
論文の試験は、そのリハビリに関する知識がなければ、解答は難しい内容になっています。
したがってその論文の試験で高得点を記録する為には、リハビリに関する文献なども読んでおく方が望ましいです。
知識があれば、自分の意見に関する根拠も書きやすくなりますし、文献で教養を深めておく必要があります。
ですから理学療法士専門学校の小論文は、三段論法を基本とした書き方が望ましく、文章の分かりやすさや文字数なども意識する必要があります。
リハビリの知識が無いと書くのも困難なので、試験前に文献を読んでおく方が良いでしょう。